【訪問看護師に挑戦したい人向け】失敗しない仕事探しと働いてわかった訪問看護師の真実

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訪問看護師に転職しようかな?

今、訪問看護ステーションの数は年々増えています。

また、それに伴って訪問看護師の数も増えており、興味を持っている人も多いのではないでしょうか。

私もその一人で、実際に訪問看護師に転職し働いていました。

そして、実際にやってみることで、気付いたことやわかったことがありました。

当記事では、訪問看護師を検討している方向けの記事です。

この記事でわかること

  • 訪問看護の仕事の探し方
  • 訪問看護師の仕事内容
  • 訪問看護師のメリットとデメリット
  • 訪問看護ステーションの看護師に合う人・合わない人とは

1年も働かなかったのは、辛かったからですか?

かんの

私には合わなかっただけだよ。
病棟がダメだったけど、訪問看護師では楽しく働けてるって言う友人もたくさんいるよ。

訪問看護師は、パートや派遣としても働けますが、私は正社員で働きました。

就職活動の時には転職エージェントも活用しましたが、その中でも正社員の仕事を探すのであれば、レバウェル看護(旧 看護のお仕事 )がおススメです。

転職エージェントはどこも同じようで同じではありません。

雇用形態によっても強みが違ってくるので、自分の働き方に合った転職エージェントを選ぶ必要があります。

目次

訪問看護師になるために必要な資格

資格は、正看護師か准看護師の資格があれば訪問看護師になることができます。

求人票に、臨床経験3〜5年が必須と記載しているところもありますが、

新卒を採用しているところも多くあります

しかし、訪問看護は独り立ちをすると、基本的に一人で利用者の自宅を訪れないといけません。

臨床経験があった方がスムーズに仕事ができることから、個人的には、数年は病院で経験を積んだ方が気持ち的にも余裕がもてるのではないかと思います。

訪問看護師の探し方

方法➀ 自分で探す

・ハローワーク

・eナースセンター

・転職サイト

などがあります。

転職サイトであれば、看護師に特化した転職サイトを活用することで手間を省くことができます。

方法➁ 転職エージェントを活用する

今や訪問看護ステーションはたくさん溢れています。

個人で立ち上げるところもあれば、大企業が手掛けるステーション、ベンチャーが仕掛けるものまで様々です。

私は、

かんの

働いてる人の年齢層が知りたい
自分の給与が知りたい
仕事環境が整ったところがいい

などの理由から、情報が欲しいため転職エージェントを活用しました。

内部事情や給与はなかなか自分で確認しずらいので、この辺りの情報はとても助かりました。

また、

訪問看護ステーションによっては、自社が欲しい人材を転職サイトに完全委託しているところもあります。

私が就職したのも、転職エージェントが取り扱っている非公開求人の会社でした。

よい求人を探したいのであれば、転職エージェントも活用して幅広く探してみるとよいと思います。

転職エージェントを活用してよかったこと

➀年収アップの交渉をしてくれる

求人票で目安はわかっていましが、実際に自分がどのくらいもらえるのかはっきり知りたいのと、長くはありませんが臨床経験を少しでも考慮してもらいたいと思っていました。

そのため、年収はできるだけ高くしてもらえるよう、交渉してもらえたこともメリットでした。

求人票によっては、年収が幅が広く設定されていることがあります。

このような場合、自分はどのくらいの年収にいくらになるのか予測が難しいと思うことはありませんか?

自分で就職活動をする時に、

かんの

あのー、私の場合は年収いくらになりますか?

と聞ける人もいると思いますが、聞けない人もいると思います。

でも、年収はできれば高い方が嬉しいですよね。

入職してから、

かんの

え・・!思ったよりもらえてない!こんなハズでは。。

ということを避けることができます。

年収を提示してもらった上で、入職ができるのは安心材料になります。

\非公開求人多数・内部事情にも詳しい/

➁履歴書の添削・面接対策をしてくれる

自分で仕事を探す場合は、履歴書や面接について添削や助言をしてくれる人がいません。

しかし、転職エージェントを挟むと、この辺りも行ってくれるのが魅力的です。

他社の目線からチェック☑してもらえると改善点が見つかりやすいです。

➂入職までの手続きを代行してくれるためスムーズ

契約書のやりとりや入職日の調整など一括して行ってくれます。

転職エージェントを挟まないと、その都度、先方に電話をしたり書類を送付したりと何かと大変です。

しかし、そこを簡潔にまとめてくれるので、時間を節約できますし、ストレスも最小限になります。

転職エージェントの注意点

転職エージェントの活用はメリットが多いことを書きましたが、注意点もあります。

そのため、全てまるっとお任せするのではなく、自分の目でも求人をよく調べることをおススメします

転職エージェントも、当然ながら自分のところで契約してくれると収益に繋がるため不利にな情報は教えてくれないことがあります

例ですが、訪問看護ステーションによっては自社のホームページに、

うちに直接応募して採用されたら、お祝い金として30万円さしあげます。

と書いていることがあります。

理由として、訪問看護ステーションが転職エージェントを介して看護師を獲得できた場合、転職エージェントに多額の成功報酬を払わねばなりません。

その額、紹介料は年収の10~20%とも言われているので、100万円前後になることもあります。

もちろん、訪問看護ステーションによっては、

・直接応募がなく、転職エージェントに一任している

・お祝い金制度がない

場合もありますが、完全に転職エージェントにまるっとお任せしてしまうと自分が損をしてしまうケースもがあるということです。

転職エージェントは上手に使っていくことがポイントになってきます。

訪問看護の仕事内容

訪問看護ステーションの訪問看護師の場合、一度、訪問看護ステーションに出勤した後に担当の利用者の自宅へ訪問します。

しかし、早朝勤務の場合、自宅から直接伺うこともあります

利用者宅では、

・健康観察

・医療処置

・日常生活の介助

を行います。

訪問看護における具体的な仕事内容は次の通りです。

➀健康状態の観察

まずは、全身状態を把握するためバイタルサインを観察します。

安全・安楽に生活できるように生活の場を観察したり、整えるための指導もします。

また、利用者だけではなく、家族の介護状況なども評価します。

➁医療処置

主治医からの指示に従って、内服管理、人工呼吸の管理、点滴、吸引や褥瘡処置など行います。

訪問看護ステーションによって利用者の特色があり、実施する医療処置が変わってくるので、自分の得意な分野や興味ある分野を実践しているところを選ぶとスムーズに働けます。

他職種との協働

身体機能維持のためのリハビリなどを行ったりします。

必要であれば、医師や薬剤師、ケアマネージャー、理学療法士などの多職種と情報共有し、専門的な観点からケアをします。

➃関連機関との調整

地域で暮らす利用者は訪問看護以外にも介護・福祉サービスを利用している事もあります。

他のサービスの紹介や関連機関と連携をとり、利用者が安心して在宅療養が送れるよう支援や調整を行います。

➄報告書の作成

訪問が終わっても、訪問看護師の業務は終わりではありません。

  • その日実施した看護の内容や利用者の状態を訪問記録として残す
  • 月ごとの「訪問看護報告書」の作成やカルテの管理

なども業務に入ってきます。

このような書類仕事は、他の看護師への引き継ぎや次に医師からもらう「訪問看護指示書」の内容にも関わるため、正確性が求められます。

➅営業まわり

訪問ステーションも利用者がいないと経営が成り立ちません。

そのため、新規の利用者を獲得するための活動が必要です。

営業とは、訪問看護ステーション(自社)のチラシやパンフレットを持って、ケアマネージャーのいる施設に出向き、どのような患者がいるかなど情報を聞き出したり、自社の特色などを説明します。

そして、

「このような患者様にうちは対応できますよ!」

などPRし、利用者を獲得していきます。

営業ってしんどくないですか?

かんの

私は苦にならなかったんだよね。
意外と気分転換になったよ。

営業が本当に嫌い』と看護師もいましたので、好き嫌いが分かれるかもしれません。

ただ、営業と言うと、嫌がられるというイメージがあるかもしれませんが、モノを売りつけるわけではないで冷遇されることは殆どないと思います。

私は一度だけ、デイサービスで利用者の帰宅時間と重なってしまい、お話を聞いてもらえないことはありましたが、あまり心配しなくてよいと思います。

どこの訪問看護ステーションにおいても基本営業はあるので、もし、営業が嫌いな人は避けた方が良いでしょう。

かんの

毎日のように営業に行かねばならない訪問看護ステーションもあるようなので、そこも要チェックです。

訪問看護の1日の流れ

訪問看護の1日の訪問件数はステーションによって異なりますが、おおよそ4~5件です。

ですが、忙しいステーションだと1日7件周るところもあるようです。

訪問先は車で30分程度の距離になってきます。

もし、遠方ばかりが訪問先の場合は、訪問件数が少なくなることもあります。

地方は家が1件1件が離れていることが多いので、必然的に訪問件数が少なくなってしまうことが多いようです。

逆に首都圏は自宅が密集しているため、自転車やバイクで行けることが多く訪問件数が伸びやすいです。

訪問件数にもよりますが、訪問看護師の1日のスケジュールは以下のような感じです。

訪問看護師のスケジュール

9:00

  • 訪問看護ステーションに出勤し、電話やメールのチェック
  • 訪問する利用者のカルテを確認
  • 訪問に必要な物品などの準備
  • 全体ミーティングで、1日の訪問の流れや、利用者の情報共有

9:30 
訪問バッグを持って1~2件目の訪問。

利用者様の状態にもよりますが、1件の訪問時間は30~90分程度。

12:00 
ステーションに戻り、お昼休憩を取る。

※ステーションが遠い場合は、カフェや車内で休憩を取る。

13:00 
3~5件目の訪問開始。

訪問以外には、カンファレンスやサービス担当者会議などを行うこともある。

17:00 
すべての訪問が終わったらステーションに戻る。

  • 訪問した利用者のカルテの記録や申し送りを行う。
  • 看護計画書や報告書の作成・変更を行う。

17:30 
すべての業務が終了したら退社。

訪問看護師で役立つもの

病棟看護師と違い、訪問看護師は制度のことを知っておく必要があります。

仕事をしながら制度について覚えていってもよいですが、予め知識が入っていることで仕事がスムーズに運びます。

ゴリゴリに勉強する必要なないと思いますが、一冊持っていると、わかないことをすぐに調べれられるので、おススメです。

これは、訪問看護のバイブル的参考書で私も使っていました。↓↓

訪問看護師の給与

私の場合、年収の提示額は約480万円

初月は、残業なしで総支給36万円でした。

これに加え、ボーナスが2回です。

訪問看護ステーションによっては、年収600万円を提示しているところもあります。

中には、380万円スタートを提示のところもありました。

だいぶ差異がありますね・・。

このように訪問看護ステーションによって年収はかなり幅があるので、年収については入社前に確認必須です。

訪問看護ステーションの場合、年棒制を取り入れているところも多いのでご注意を。

年俸制とは、1年単位で給与総額の合意・更改を行う給与形態のこと。

看護師の経験年数や経験業務などを考慮して年収が決めらる。

訪問看護師のメリットとデメリット

実際に働いてみて、私が感じた訪問看護師のメリット・デメリットは以下です。

メリットデメリット
夜勤がないので身体的に楽
監視の目が少ない
日勤だけでも高給与
拠点に寄らずに仕事の開始や終了が可
おしゃれなカフェで休憩ができる
委員会活動などがない
×オンコール担当の場合、遠出できない
×人間関係が狭く、閉鎖的
×時間制限に焦りが出ることも
×訪問の時、判断に迷うことがある
×休日も携帯が鳴り続ける
×交通事故に合うリスクが高い

大きくこのような感じでした。

メリットもたくさんあって楽しいこともありました。

訪問看護ステーションの訪問看護師に向く人・向かない人

今回の就職活動では、念入りに転職エージェントの担当者と職場を決めたため、希望条件は完璧に合致しており失敗はなかったと思います。

しかし!

次第に自分は、訪問看護ステーションの訪問看護師は向いていないと感じていきました。

理由はいくつかありますが、大きいのはこの2点でした。

  • とても狭い人間関係が苦痛だった。
  • 世間から隔離されたような感覚になった。

特に、私が勤めていた訪問看護ステーションは看護師とセラピストが合わせて計7名と少なめでした。

これまで大きな施設で働いていたこともあってか、毎日限られた人間関係の中で日々が終わることがストレスになってしまったのです。

逆にいうと、これらに苦痛を感じない人は向いていると言えます。

その他にも、以下の条件がクリアであれば、大丈夫な可能性が高いです。

・焦りにくい

・人間関係は狭い方がいい

・誰かといるとより1人行動が好き

・看護技術に自信があり、判断が得意

実際に入ってみないとわからないことがあります。

ただ、私には合わなかったというだけで、友人は、

まりん

訪問看護が楽しい!病棟には2度と戻らない。

という人もいます。

訪問看護に興味を持ったのがこの友人の話がきっかけだったのですが、やはり、合う合わないは人それぞれなんだと感じました。

しかし、その後に施設の訪問看護師をしたのですが、これがとっても楽しかったんです。

同じ訪問看護師という仕事ですが、働く場所によって気持ちも大きく変わります。

訪問看護師を検討している人は、老人ホームの訪問看護師も検討してみることをおススメします。

レポートはこちらからどうぞ。↓↓

まとめ

失敗しない訪問看護師の仕事の探し方ポイントは、転職エージェントを活用しつつ、自分でもちゃんと調べて吟味することです。

また、病棟看護師と比べると、仕事内容が大きく変わるので勉強も少し必要ですが、人によってはやりがいや充実感を感じることができる仕事です。

どんなに希望条件を並べても、訪問看護師という環境が合うか合わないかという点も大事になってきます。

訪問看護師を検討している方は、色んな視点から見てみて挑戦してみて下さいね・・!

看護のお仕事
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