夜勤は手当が付くから月収が高くなりますよね。
でも、体力的にかなりきついのかな?
同じ時間働くのであれば、時給が高い方が嬉しいですよね?
夜勤に入ると、夜勤手当がつき給料が高めになります。
夜勤専従になれば、当然ながら月給や年収はあがります。
一体どのくらいになるのか?
この記事では、夜勤専従看護師の気になる給料相場を紹介します。
看護師の夜勤手当の相場
夜勤専従看護師の給与相場
常勤看護師の夜勤手当の相場
看護師が、平日に行う夜勤に支払われる一回あたりの平均手当額は、以下の通りです。
勤務 | 回答病院数 | 平均手当額 |
3交代制:準夜勤 | 977 | 4,154 円 |
3交代制:深夜勤 | 978 | 5,122 円 |
2交代制:夜勤 | 2,729 | 11,286 円 |
これにより、
・3交代制は、準夜勤と深夜で合わせて 9,276 円/回。
・2交代制は、夜勤 11,286 円/回。
ということになります。
派遣看護師の夜勤の相場
夜勤の時給は、2000円~2500円程度が相場となっています。
夜勤専従看護師の月収相場
夜勤回数にもよりますが、夜勤は過酷な環境で働くことが多いです。
そのため、ある程度の休日も必要です。
病院を例にあげると、月に9回程度勤務。
この場合、月収にして30万円~40万円ほどになります。
夜勤専従で働く看護師の年収相場
看護師全体の年収相場は500万1)です。
これは日勤と夜勤を含む場合の年収相場なので、夜勤専従の場合は500万以上狙えるということになります。
また、働くところによっては年収650万以上稼げることあるでしょう。
出典:1)厚生労働省「看護師」(2024.1.19)
看護師の夜勤専従看護師の特徴
特徴➀ 常勤の求人が少ない
夜勤専従看護師の求人は、バイトやパートの求人が多い傾向にあります。
そのため、正社員で夜勤専従看護師を探すのであれば、幅広く探していく必要があります。
特徴➁ 倍率が高め
求人は、日勤のみ、日勤+夜勤が多いです。
高給与である夜勤専従看護師は倍率が高めであると言えます。
特徴➁ 主な勤務先は病院・介護施設
入院施設がついていないことの多い、クリニックなどは募集が少なめです。
夜勤専従の仕事を探し方
夜勤専従の求人の探し方は以下の通りです。
方法1:病院(施設)のホームぺージから応募する
気になった病院を1つひとつ確認し、採用ホームページから進んでいきます。
電話やメールでの問い合わせを自分で行っていきます。
方法2:転職サイトに登録する
転職サイトに登録すると、さまざまな求人票を見ることができます。
また、給料や勤務日数、勤務時間、業務内容など、求人票だけではわからないことは担当者に確認すると、詳細を知ることができます。
応募前に、病院に直接色々聞いたりするのはちょっと・・。
という人には転職サイトが向きます。
転職サイトでは、非公開求人も取り扱っているため、いくつか登録しておくと比較検討しやすいです。
登録は以下のサイトから可能です。
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私の看護師の夜勤経験談
私は完全な夜勤専従で働いたことはないのですが、有料老人ホーム(施設)で、夜勤10回/月で働いたことがあります。
病院で2交代で夜勤をすると、9回/月程度勤務ですので、多めに夜勤をしていたことなります。
なぜ、これほどの夜勤回数をこなせたかと言うと、単純に一回当たりの夜勤時間が12時間と少なめだったからです。
この月の日勤は、11回(時間短め)あったので、少しハードと言えばハードでした。
そうは言っても夜勤10回はきついのでは?
多少はそうだね。
でも、点滴は少なく、採血もないから病院ほど心身ともに辛い・・!とはならなかったよ。
どんどん看護技術を磨きつつ、経験値を積みながら働きたい人は病院の夜勤専従がよいと思います。
一方で、少しゆっくりめに働きたい人は、施設で多めに夜勤をこなすことを個人的にはおススメしたいです。
╲施設の夜勤求人は、ココで探しました/
夜勤多めをこなすことによって、高給与を頂くことができました。
しかし、その一方で、夜勤多めや夜勤専従にはデメリットもありました。
夜勤専従で働く場合のメリットとデメリットとは具体的にはどんなものがあるでしょうか。
看護師が夜勤専従で働くメリット・デメリット
夜勤専従は高給与というイメージがありますが、その他にも多くのメリットがあります。
また、逆にデメリットもあるので、夜勤専従を検討している人はメリット・デメリットから検討してみて下さい。
夜勤専従のメリット
➀高給与
夜勤手当がつくため、日勤で働くよりも高給与が得られます。
少ない日数で稼げるのも魅力です。
➁連休をとりやすい
日勤をしている人よりも、勤務日数が少なくなります。
そのため、連休をとりやすいくなります。
夜勤は大変ですが、休みの日はゆっくりと過ごすことが可能です。
また、プライべーど重視の人にも向くでしょう。
➃日中に動ける
日中にしかできない時間に動くことができます。
例えば、通院、銀行や役所の窓口などです。
しかし、出勤前に動き過ぎると疲労が蓄積してしまう可能性もあるので、思ったよりも自由は少ない可能性はあります。
➄面倒な業務が少ない
日勤では、検査や他職種連携、更には委員会や係、実習指導などこなさないといけませんが、夜勤はこのような業務が少ないため、ストレスが少ないと言えます。
看護師が夜勤専従で働くデメリット
➀体調を崩しやすい
人間の体は、昼に活動して夜に寝るように適しています。
夜勤でリズムができればある程度軽減しますが、疲労は蓄積しやすいです。
また、体力的な疲労が精神にも及ぶこともあるので、夜に働くのは過酷であると言えます。
夜勤が影響したとは言い切れませんが、夜勤を連続8回こなしたところで、軽い逆流性食道炎になりました。
➁少人数のため業務の負担が大きい
日勤帯と比べて、看護師の数が少ないため、受け持ち患者の数が多く、急変時には負担が大きくなります。このような状況から、的確かつ迅速な判断が必要なため、ある程度の経験やスキルがないと難しいかもしれません。
➂他の人と予定が合わない
夜勤が続くと日勤で働く人と予定が合いにくいです。また、時差ボケのような感覚が続くことがるため、体調が整っていないと、全力で遊べないこともあるかもしれません。
➃転職に不利になることがある
夜勤専従看護師は、日勤で行う業務の機会が失われます。
そのため、看護技術や他職種連携、委員会・係の仕事にブランクがあるとされ、次の転職先によっては、難色を示されることも0ではありません。
看護師で夜勤専従に向く人
➀臨床経験がある程度ある
夜勤は人数が少ないため、少数精鋭です。
そのため、臨床経験が少ないと自分自身がきついかもしれません。
➁夜型である
大抵の人は朝方の人がいます。
しかし、夜型の人も存在するので、夜が辛くない人は適していると言えます。
中には、『夜勤で寝ない』という強者もいます。
私は無理です・・。
➂年齢が若めである
夜勤の過酷な状況で働くには、体力・知力共に余力のある内ではないと難しいかもしれません。
夜勤専従をしてみたけど、日勤に変えてもらったいう人が少なからずいるからです。
リスク回避のためには、期間が設定されている派遣・応援ナースの夜勤からトライしてみるといいかもしれません。
まとめ
- 常勤看護師の場合、夜勤手当の相場は、3交代制:準夜勤と深夜で合わせて 9,276 円/回、2交代制:夜勤 11,286 円/回。
- 派遣看護師の場合、夜勤の時給は、2000円~2500円程度ほど。
- 2交代制の場合の夜勤勤務時間を16時間程度で、夜勤手当は3.2~4万円ほど。
- 2交代制の場合の夜勤勤務時間を16時間程度で、月収にして30万円~40万円ほど。
- 夜勤専従の場合は年収500万以上狙える。年収650万以上稼げることある。
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