今の職場を辞めたいと思っても、具体的にどのように動けばいいかわからない人もいると思います。
この記事では、「今の職場を円満退職するための6つの手順」書いていますので、よかったら参考にしてみて下さい。
円満退職とかできるの?切り出すのがこわいよ〜!
伝え方と行動次第で気まずい思いを最小限にはできると思うよ。
この記事でわかること
円満退職できるまでの手順と気を付けたいポイント
まずは、退職までのながれをざっくり伝えます!
退職までの流れ
退職までは以下の6つの手順を踏んでいきます。
1.就業規則を確認し、退職希望時期を決める
2.退職の意志を伝える
・退職理由はなんて伝える?
3.退職届(退職願)の提出
・退職が決まったら、いつのタイミングで誰に話す?
4.有休消化の交渉
5.引継ぎ
6.挨拶
基本的に上記の流れで退職を進めていきますが、いくつかポイントがあります!
退職希望時期を決める
法律では、退職することを伝えてから2週間経てば退職できることになっています。
しかし、就業規則に「退職の2ヵ月前」など決められている場合があるので必ずチェックを忘れずに行って下さい。
やむおえない事情がある場合は仕ありませんが、急な退職は円満退職からはかけ離れたものになってしまいます。
2週間後に退職します!!
退職に関する手続き関係、担当業務の引継ぎなどで多くの人を巻き込むことになってしまうので、退職時期はよく検討しましょう。
また、後任の関係等で責任のある立場(看護長や主任)さんは1年以上前に!と言われている人も多いようですし、慢性的な人員不足の病院では役職のついていないスタッフに対しても、
「退職の申し出は最低でも1年前に!早く言った人から!」
とちょっと怖い伝統があるところもあるといいます。
こうしたルールがある場合、円満退職したいと考えるのであれば、その時期に申告できるよう計画を立てておくべきです。
退職の意志を伝える
なとなく退職を考えているのである場合、定期の面談でも伝えておくと、上司(看護長、看護部長)も心構えができます。
次の人員計画も早めにしなくてはならないので、早目の方がよいと思います。
そして、ガッチリと退職の決意が固まったら、まずはプリセプター(指導者)に相談しましょう。
ここを飛ばして、直接看護長に相談する人もいますが、プリセプターは多かれ少なかれショックを受け、退職日までとても気まずいものになることも多いようです。
一般的には、
プリセプター
↓
看護長
↓
看護部長
の流れがよいです。
プリセプターとの相性もあると思いますが、できる限りの配慮することが円満退職への道です。
退職理由なんて伝える?
頭を悩ますのが、退職理由です。
病院側に言いたいこともあると思いますが、不満を一方的に伝えてしまうと、退職までの期間がとても気まずいものになってしまいます。
また、退職理由が病院側に改善の余地があったり、次の転職先が決まっていない場合、引き止められる可能性があります。
私はこれまで3回正社員を退職していますが、上手くいった時と上手くいかなかった時があります。
上手くいかなかった時は、
「この仕事に向いていない」と伝え、状況的には次の職場は決まっていない時に申し出た時です。
この時、次の職場がきまっていないのもあり、若干の迷いと不安もあり、スキを見せてしまいました。
すると、
次ですか?いえ・・まだ決まってませんが・・。
それがわかるくらいまだ働いてないじゃないの。
もう少し頑張ってみなさい。次は決まっているの?
この仕事に向いてないんと思うんです・・。
退職したいです。
それなら続けなさい。
と言われ、説得に時間がかかりました。(心配してくれていたのかもしれませんが・・)
ですので、自分の中で退職の決意が固いのならば、
- 他分野・他領域に興味がある
- スキルアップしたい
など、ポジティブな理由を率直に、決定事項を伝えるように話すとよいです。
また、職場が決まっていないと意思がブレる可能性もあるので、暫く休みたいと考えていない場合は、働いている間にみつけておくと良いです。
理由をつけても応じなさそうであれば、つきなみですが、最初から家庭の事情を引き合いに出すのも一つの手です。
我慢して続けたところであなたの人生に誰も責任はとってくれません!!
これ以上続けられないと思った場合は、心身のバランスを崩す前に早めに決断することをおススメします。
退職届(退職願)を提出
退職が決定したら、看護部長(看護長)から退職届をもらい、提出します。
これは、病院によって決まった書式がある場合と自分で用意する場合があります。
私は毎回決まった書式を渡されるので、だいたい病院側が持っているかな?と思います。
なお、退職届の前に退職願が必要な場合もありうようですが、これも不要な場合が多いと思います。
もし、必要な場合は指示があると思いますが、確認を!
【退職に関する書類の特徴】
- 退職願・・「病院を辞めさせて頂きたい」と願い出る書式。病院に提出し、承諾されたら退職が決定する。
- 退職届・・「病院を辞めます」と通告する書式。
退職が決まったら、いつのタイミングで誰に話す?
退職が決まってもいつから挨拶をすべきか迷いますよね。
暗黙の了解で、退職が決まってもギリギリまで周りに言わないでという空気があります。
なぜなら、誰かが退職希望を言い出すと、流れにのって他にも希望者が出てくる可能性もありますし、病棟の士気が下がる場合があるからです。
迷ったら、いつ頃から周囲に挨拶すべきか師長に相談しておくといいです。
私の失敗談ですが、私は、病棟の同期には早めに伝えたかったので、LINEでこそっと伝えたつもりでした。
しかし、その後その子が他の人も知っていると思いこんだようで、ぽろっと
「かんなちゃん辞めるんですよねー」
と先輩に言ってしまったんです。
それが上の人の耳に入り、
「上司に報告案件です!!」
激怒されたことがあります。
この点、お気をつけ下さい・・!
有給休暇の消化の交渉
退職前に有休をまとめて消化しようと思っても、退職時期が重なる場合思うように有休消化できない場合があります。
できれば、数ヵ月前から余裕を持って有休を消化していくとよいです。
退職前にかなり有休が残ってしまった場合は、こちらから有休消化したいことを伝えておくとよいです。
言わないと配慮されず、そのまま消化されずになってしまうこともあります。
私は、OL時代、有休を最後にまとめて取得しようとしましたが、ほぼ消化できないことがありました。
その年、多くの人が退職したためです。
何度も交渉して、やっと2.3日もらえた程度でした・・。
かなりもったいないので、有給休暇についても計画的に消化していきましょう。
また、有休消化に入る前には計画的に引継ぎを行っていく必要があります!
引き継ぎ
有給休暇を消化するのは、引き継ぎと挨拶回りが完了してからにしないと他のスタッフが困ってしまいます。
係や委員会などの仕事を持っている人は、後任者への引継ぎを忘れずに・・!
挨拶まわり
挨拶したい人と勤務がなかなか合わなかったりするので、最終月のシフトは早めにチェックしておくといいです。
(勤務が全く合わない・・!)ってこともありますもんね。
学会に参加したり、転職を繰り返していく中で、またどこかで一緒に仕事をする可能性もあるので、お世話になった人には挨拶をしておきたいものです。
まとめ
他にも書類関係の手続きが色々とあり、入職と同様、退職も意外とやることが多いです。
また、荷物の整理は早めに行うといいです!
少ないように見えて意外にも自分の荷物ってたくさん置いているものです。
退職日にプレゼントをもらって当日持って帰れなくなる・・ってこともあるので、荷物の片付けも計画的にしてくとよきです!
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