働くならそれなりの給与が欲しいと思いますし、将来に備えて貯金もしたいですよね。
今回の記事は、とにかく高給与を求めたい方に向けた記事です。
もし、給与を優先的に考えるのならどこで働くかによっても大きく違ってきます。
雇用形態、施設の大きさによっても異なりますが、今回は、地域によってどのくらい看護師の給与が違うのかみていきたいと思います。
東京の看護師の給与ってどうでした?
満足してたよ!
この記事でわかること
- 東京と地方の年収差
- どの地域のどのような施設が高収入か
私が東京で働くことにした理由は、
東京に行きたい!
という単純に都会に憧れる田舎者の発想と、東京の看護師は年収が高いと言われてたからです。
やりがいも大事ですが、働くなら年収が高い方が嬉しいですよね・・?
実際に東京で働いてみて、看護師の年収は高いと感じたか?と言うと、
結論は、イエスでした。
まず、看護師全体の平均年収からみてみましょう。
看護師全体の平均年収はどのくらいか
平均年収500万くらいです。
一般的な平均年収が約445万と言われているので、看護師は高年収だと言えますね。
次に私の東京のでの年収を公開します。
東京での年収はどのくらいだったか
東京で働いていた病院の病床数は1000床弱。当時の年収(総支給)です。
看護歴 | 年収 |
1年目 | 335万円 |
2年目 | 540万円 |
3年目 | 580万円 |
4 年目 | 630万円 |
年々上がっています。
看護師4年目は一時期にCOVID-19病棟に在籍していたため、手当が付いた分上乗せされていると思います。
東京には4年しかいませんでしたが、この4年でかなり貯金できました。
奨学金も400万以上ありましたが、2年で完済してます!
地方OL時代は低収入で貯金はほぼ0に等しかったので職業選択によってもかなり年収は違ってきますね。
次に、全国の看護師の年収を都道府県別にみてみます。
全国の看護師の年収(都道府県別)
やはり東京が突き抜けています。
東京と宮崎には、約160万円の差があります。
東京は物価が高く、生活レベルは同等になるのではないか
そうは言っても、
東京て家賃高いんでしょ?
物価高いから結局変わらないんしょ?
と思われるかもしれません。しかし、そうとは言い切れません。
寮完備の病院に入れば安く済ませることができます。
家賃について
看護師寮の家賃相場は、1ヵ月あたり1万円~3万円です。 東京中心部では寮費3.5万円ほどですが、地方では1万円以下のところもあります。
私の東京での家賃は、23区内で風呂トイレ別、11.34㎡(7畳)で2.7万円でした。
ただ、寮も古いのから新築まで色々です。看護師寮にはいれても「※5年まで」等と数制限もあります。
また、病院によっては寮がなく、家賃補助を支給しているところもあります。
家賃手当としてもらう場合、どの地域においても相場は5千円〜2.7万円くらいです。
<東京都23区の家賃相場>
高い | 安い |
---|---|
10.9万円 千代田区 10.3万円 渋谷区 9.5万円 | 港区 葛飾区 5.6万円 江戸川区 5.9万円 練馬区 6.3万円 |
東京23区のワンルームマンションの平均家賃は約9万300円となっています。
この金額だけみると、かなり高く感じますが、家賃補助が出ると意外とそうでもないです。
今回は、家賃補助2.7万円あると仮定してみます。
(東京の平均家賃)9万3000円ー(東京の家賃補助)2.7万=6.6万
給与自体が高いので、家賃補助さえがあれば、十分やっていけそうですね!
更に家賃を抑えたい場合は、23区外から通うなどするといいでしょう。
物価について
実感としては、スーパーの野菜やお肉の値段は東京でも地方でも変わらないと感じていました。
ただ、新鮮さの違いは感じることはありました。また、セレブが多く住む町のスーパーはオーガニックを置いており、このようなところはもちろん高値です。
唯一、東京が高いと思ったのは、飲み会代(外食)です。
OLをしていた地方では、飲み会と言えば3,500円の飲み放題つきが定番でしたが、東京では毎回5,000~10,000円かかっていたように思います。
病棟の飲み会になると医師が参加することも多いため、それなりのお店を選ぶことも多いです。その影響もあって高いと感じたのかもしれません。
東京は物価が高いと思われがちですが、実はそうでもありません。
地方の方が、車が必要な場合がありコストがかかったりするので、物価的にも東京の方が有利だと感じています。
更に福利厚生の整った病院で働けば、かなり貯金もできるでしょう。
東京でも病院の規模によっても年収は変わる
同じ看護師でも働く病院(施設)によっても年収が大きく違い、一般的に大規模病院の方が高年収と言われています。
しかし、企業運営の介護施設や訪問看護ステーションは収益性が高いところもあり、これに伴い看護師の年収も高いこともあるようです。
東京の病院と言ってもたくさんの病院があり、1つ1つ求人を確認していくのは大変な作業です。
年収を軸に考えるのであれば、大規模病院か企業運営施設を優先的に考えていくと良いでしょう。
もし、東京の大規模病院(総合病院)を探すなら、病院団体が運営しているところが安心です。
地方はなぜ年収が低いのか?
理由は地域によってさまざまだと思いますが、私の地域の年収が低い理由は、人口に対する看護師の数が多いからだそうです。
逆を言うと、東京を含む都会は看護師が不足しているため、人を集めるために給与を高く設定していると言えます。
令和2年に厚生労働省が発表した都道府県別の人口 10 万人当たりの看護師数をみると、
1位「高知県」 1,623.4 人(最多)
2位「鹿児島県」1,476.0 人
3位「佐賀県」 1,403.6 人
※令和2年 厚生労働省 『衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況 』
となっています。西日本が多くなっています。
地方は働き口があまりないので手に職をと考える人も多く、看護師は人気の職業です。
募集をかけても人が集まるので、病院側は高給与を提示する必要がないのでしょう。安く雇えるなら、病院側も好都合というわけです。
年収がどのくらい必要か?自分の優先度を考える
地元のある地方に帰ろうと決意したとき、求人の情報収集のため転職エージェントの方に状況を聞きました。
その際に、
東京と地方の年収は全然違うので、びっくりされないで下さいね・・。
皆さん、年収を聞いて驚かれるんです。
と言われました。
確かに求人を見る限り、東京では考えられないと愕然とする年収でしたし、福利厚生に関してもかなり劣っていると感じました。
もう少しここに残って貯蓄をした方がいいのか、それとも地元に戻るのかかなり悩みました。
ですが、家族にすぐ会える場所で働こうと思いました。
後悔のないようあなたが本当に大事にしていることは何かをよく考えて就職先を選んで下さい・・!
まとめ
同じ看護師でも地域、病院の規模によって看護師の年収は大きく変わります。
単純に年収が高いところで働きたい!という場合は、東京の大規模病院で働くのがおすすめです。
もちろん、年収だけではなく、やりがいを感じることができる病院や施設で働くのも大事ですよね。
年収の高いところで選んで働いても、そこが合わなかったらすぐ退職することになってしまいますし。
総合的に考えて決めていきたいですね。
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