応援ナースに興味があるけど、実際どうなの?
応援ナース決まったけど、何から準備すればいい?
今回そんな人に向けて、私の経験から応援ナースの準備や大事なポイントなど紹介したいと思います。
応援ースとは
応援ナースとは、一時的・緊急的に労働を求める病院や施設に、期限付きで緊急サポートするシステム。
ナースパワー人材センター
応援ナースは、トラベルナースと呼ばれることもあります。
応援ナースのメリットとデメリット
何がメリットデメリットになるかは人によるとは思いますが、私が感じたのは以下の通り。
メリット | デメリット |
---|---|
〇定時で帰宅できる 〇委員会や係の仕事がない 〇期間限定で働ける 〇寮付など生活支援が充実 〇月給が高い | ×人やモノに慣れるまで大変 ×多忙な病院の求人が多い ×更新ができるとは限らない ×昇給がない ×丁寧な指導は受けるのは難しい |
こうしてみると、かなりメリットが多いと感じます。
デメリットに、‘忙しめ’と書いていますが、探せば慢性期病棟や施設の求人もあります。
まずは、自分の希望とマッチするところの求人を探すのが大切です。
私の応援ナース体験記は、下の記事に書いてますのでよかったら参考にして下さい☺↓↓
<病棟看護師編>
<施設看護師編>
応援ナースの応募条件
応募条件は、『臨床経験3年以上』が求められます。
私は、臨床経験4年を終えた後に応援ナースをはじめました。
経験のない看護技術もありましたが、その都度、病院のスタッフに教えてもらいながらやっていきました。
応援ナースで求められる看護技術
病院(施設)や患者(利用者)の抱える疾患にもよりますが、概ね以下のような看護技術が必要だとされています。
- インシュリン注射
- 中心静脈栄養
- 経管栄養(経鼻・胃婁)
- 痰吸引
- 人工呼吸器管理
- 在宅酸素
- 褥瘡処置
- 在宅酸素療法
- ストーマ装具の貼り替え
- 導尿、バルーンカテーテルの管理
- NGチューブの入れ替え
大学病院や公立病院では、看護技術に含まれる1部を医師が実施していることもあります。
経験のない看護技術があってもすぐに諦めず、まずは相談からしていきましょう。
私は、『現地の看護師が教えるので大丈夫です』と言ってもらえました。
ただし、応援ナースは即戦力なので、1つひとつ丁寧に指導を受けることは難しいことがあります。
未経験項目が多い場合は、要検討です。
応援ナースの求人の特徴
勤務地は首都圏・車必須の地方・離島が多い
・看護師が少ない都内
・交通網が充実していない地域
は求人数が多めです。
稀に、利便性の高い都市部の求人が出ることもありますが、すぐに埋まってしまう可能性大。
一度、市内中心部のクリニックの応援ナースのの求人が出たので、すぐ応募しましたが、既に応募が殺到し、諦めたことがあります。
募集は病院・施設・クリニックなど幅広い
病院やクリニック、施設などが募集を行っています。
しかし、どちらかと言うと、急性期病院の募集が多く、クリニックの募集は希少です。
雇用期間は6ヶ月が基本
一般的に応援ナースは6ヶ月が基本。
しかし、中には3ヵ月からスタートOKな求人もあります。
6ヶ月働けるか不安な人は、まずは3ヶ月スタートがOKな求人を優先して探してみましょう。
また、6ヶ月の求人でも、交渉次第で3か月からスタートが応募が可能なところもあります。
まずは派遣会社に相談してみましょう。
逆に、雇用期間を延長したい場合、双方の合意が得られれば6ヶ月以降も更新して働くこともできます。
応援ナースとして何年か働いている人もいました。
ですが、一定の期間が経過すると一旦退職という形になり、健康診断から受けなくてはならない・・などのルールがあります。
応援ナースの求人票はココをチェック!
派遣会社の担当者に希望条件を伝えことで、希望に沿った求人を提案してくれます。
しかし、紹介されるがままでなく、求人票は自分でもキチンとチェックし納得の上はじめましょう。
求人票をすみずみ見ていくと、
ん・・!?これは何?
というものがあったりします。
疑問点はトラブルを避けるために確認は大事です。
また、自分でも派遣会社の検索機能を使って、希望条件に合う求人を探してみることをおススメします。
担当者も希望条件を聞いて求人を探してくれますが、とりこぼしがあったり、条件のよい求人はすぐに殺到するからです。
新しい求人が出た・・!
求人内容について詳しく聞いてみよう。
労働時間の条件
病院を例であげると、日勤の場合、
・8:30~17:00
・8:30~17:30
など求人によってマチマチです。
無理のない労働時間の求人を選びましょう。
交通費の支給条件
交通費の負担額は上限あるため、予算内か検討しましょう。
寮、水道・光熱費の条件
自宅はそのまま置いて、寮を別に借りることを検討している人も多いと思います。
自宅が2カ所になると出費が大きくなってしまいます。
また、寮周辺の環境をチェックし、自分が本当に生活していけそうか事前に調べましょう。
寮費や水道・光熱費がかからない求人も少なめですがあります。
応援ナースの雇用主
病院(施設)の直接雇用
応援ナースの場合、雇用主は病院(施設)の直接雇用となります。
そのため、病院(施設の)厚生年金、健康保険などに加入できます。
退職後は、任意保険に加入することも可能です。
応援ナースの給料相場
月給が高め
給料は派遣会社にもよりますが、おおむね以下の通りです。
看護師 40~50万
准看護師 35~50万
月額の給与はボーナスが加算されたほどの給与です。
夜勤の回数によっては更に高くなることもあります。
最初はこんなにもらえるの?と思いましたが、きちんと頂けました!
応援ナースの探し方
応援ナースは、派遣会社が扱っています。
また、様々な派遣会社がありますが、正社員やパートのみしか扱っていない派遣会社もあるので、応援ナースを扱っているところを探しましょう。
応援ナースを扱っている代表的なところは
などです。
更に、同じ求人先でも派遣会社によって雇用条件が異なります。
これは、派遣会社と雇用主がそれぞれで契約しているからです。
また、時期によっても雇用条件が変わってしまうこともあるのでご注意を。
条件って例えば何ですか?
労働時間、時給、寮費などだよ。
派遣会社にココは詳しく聞いておこう
休日
求人票に、休日が書かれています。
しかし、実際は実際に入ってみると、
想像以上に休みがなくて夜勤が多くてキツい・・。こんなはずでは。
などミスマッチが出てくる可能性もあります。
イレギュラーで勤務がきつくなったりと予測できないこともありますが、常に慢性的に人手不足な場合、きつい勤務を強いられることもあるかもしれません。
譲れない条件があれば事前に派遣会社の担当者に伝えておきましょう。
残業
基本的に残業はほとんどありません。
しかし、病院(施設)によってはある場合もあります。
COVIDが流行った時は、日勤後に救急外来をお願いされたことがあります。その分、きちんと残業代をもらえましたが・・。
人間関係が良好か
派遣会社を挟む1番のメリットと言っても過言でないと思っています。
働こうと思っている病院(施設)に自分の知人で働いている人がいない場合、内部状況が全くわかりません。
相性が合う合わないは個人によってはも異なりますが、前任者が続けて早期退職している場合は注意が必要です。
前任者がいる場合は、派遣会社は人間関係に関してもなんらかの事情を知っていることも多いので、聞いておいて損はないです。
応援ナースを始めるまでの流れ
希望条件と求人票がマッチしているところを担当者と相談。
・履歴書を作成し、面接。(※WEB、電話面接など)
・寮に入る人は、出勤日の数日前に入寮。
・指定日(希望日)からお仕事開始。
応援ナースの寮はどんなところ?
家具家電がついているところが限られるため、寮付を希望する場合、大抵がレオパレスになります。
寮費の相場は3~5万ほど。
首都圏は寮費が高めに設定されています。
これに加え、基本的に水道・光熱費、駐車料金、環境費などが自己負担になることが多いです。
少ないですが、逆に寮費、水道・光熱費が無料のところもあります。
応援ナースの引っ越し
無事、面接でOKが出て勤務日が決まったら引っ越しです。
今回、引っ越しのために必要だった準備と手続きで、これは大事だったと思ったことを含めてご紹介します。
引っ越し赴任費の支給額の相場
トラベルナースの場合、赴任費を支給してくれることが多いです。
病院(施設)が支給してくれる引っ越し費用の平均は、3~5万円ほど。
もちろん、これ以下や以上のところもあります。
大型の家具家電が持ち込み可のところもありますが、大掛かりな引っ越しになってしまうため引っ越し費用が多めに支給しされないと現実的でなくなってきます。
- 引っ越し赴任費を超える分は自己負担。
- 引っ越し赴任費は往路分で、復路分は自己負担がほとんど。
支給額を超えないように荷造りをすることがポイントとなってきます。
私が引っ越しにかかった費用はこのくらい
私は普段から荷物が少ない方ではありますが、それでもダンボールは中サイズ程度で8コ(布団を除く)になりました。
冬場の場合、衣類や暖房器具もかさばるので荷物が増えがちです。
よほど荷物が多くない限り、5万以内にはおさまりそうです。
領収書は必ず保管
例えばですが、
などと書かれている場合があります。
支給される予定のものが支給されなかったら、損してしまうことになってしまいます。
私の場合、電車やバスを使う予定だったので、SUICA(ICカード)履歴印字の提出が領収書として認められるか確認しました。
また、領収書の提出期間が決まっていることが多いので、提出期限内に出すことを忘れずに行いましょう!
少しでも遅れると、支給費0¥です・・!
荷造りのこと
準備物品
・日常生活用品(洗剤、清掃用具、キッチン・バス用品) ・布団 ・家電 ・物干し竿 ・衣類、靴
・通帳、印鑑 ・手続き書類関係(看護師免許証が提出未であれば現地で提出を求められます)
日常生活用品はよほど田舎でない限り現地でも調達できますが、車を持っていない人は先に買って送っておくと手間が省けます。
荷物の配送手配のこと
近所に大型スーパーがあれば無料調達できますが、そうではない場合、ダンボールは購入せねばなりません。
私は毎回、クロネコヤマトに届けてもらうよう依頼しています。
また、引っ越し時もダンボール1コから引き取りに来て新居まで届けてくれるので便利です。
しかし、ダンボールが10個以上になると、引っ越し業者に依頼した方が安くなることが多いので、荷物が多い時は見積もりをしてもらうのがよいと思います。
引っ越しで必要な手続き関係
郵便局に転送サービスを依頼する
自宅を置いて引っ越しをする場合、手紙類は現住所に届くように忘れずに郵便局に転送届を出しておきましょう。
受理までに1週間ほどかかるようなので、お早めに!
郵便局のネットでも窓口でも可能です。
管理会社に連絡
自宅を数カ月空ける場合は、数カ月自宅を空ける場合は一報入れておきましょう。
電気、ガス、水道は、止める場合は連絡
電気、ガス、水道は、基本料金は完全に停止しないと基本料金がかかります。
半年以上留守にするのであれば、止めておいた方がよいかもしれません。
応援ナースでトラブル!こんな時どうする?
まとめ
応援ナースは、上は北海道、下は沖縄まで各地に行くことができるので、看護資格があればどこにでも行くことができるのが魅力です。
給与が安定しているため就職先が決まるまでの間、生活に困ることなく期間限定で働くこともでき、月給も高く魅力的です。
興味がある方はぜひ参加してみて下さいね!
╲都市圏応援ナースや短期間の離島・沖縄応援ナースなど多数/
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