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私は社会人から看護師になった、いわゆる社会人ナースです。
最近は、以前よりも他の職業を経て看護師になる人が増えているようです。
しかし、看護師になりたいと考えていても、今から看護師を目指すことに躊躇している人も多いのではないかと思います。
今回の記事は、社会人から看護師を目指したいけど、
看護学校の入試倍率が高そう
若い子の中で孤立するかも
看護学校の勉強についていけないかも
などの悩みで、一歩踏み出せない人にとっておススメの記事です。
私が看護師を目指した理由
理由➀ 看護師が身近な職業だったから
母が看護師だからか、看護師という職業は身近に感じていました。
しかし、自分のミス一つで患者が命を落とすことにもなる仕事です。
私はすぐ慌ててしまうタイプ。
自分には向かないと新卒時は看護師ではなく会社員になり数年働きましたが、仕事をする上で時々、体調不良になった人のケアをすることがありました。
このような積み重ねの中で、看護師と言う職業が次第に気になるようになったから。
主観ですが、親族に看護師がいる人は看護師になる率が高し!です。
理由➁ 生活防衛力が高いから
会社員時代では、それなりにやりがいを持って働いていていました。
しかし、とにかく給料が安いことが悩みでした。
いくらやりがいがあっても生活が困窮すれば、仕事が楽しくなくなるのも事実です。
一方で看護師は、生活防衛力が強いと言えます。
具体的には・・
給与が高い
日本人の年収の中央値は約399万円、平均年収は約433万円1)です。
看護師の平均年収491.8万円2)ほどですので、看護師の給与は高いと言えます。
参考文献:
1)国税庁「令和2年分 民間給与実態統計調査」
厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査の概況」、「毎月勤労統計調査 令和3年9月分結果」、「毎月勤労統計調査 令和4年2月分結果」
2)厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」
復職・転職に困らない
売り手市場のため、入職して合わずに退職しても次の仕事がすぐに見つかります。
他の業界ではそう簡単にはいきません。
会社を退職すると、次の仕事を見つけるのが大変です。
住む場所が選べる
病院や施設は全国にあるので、条件にこだわりすぎない限りどこでも仕事が見つかるため、住む場所の選べます。
ローンの審査が通りやすい
国家資格を持っているとローン審査も通りやすいです。
ローンを組んでも働き口に困らないので、将来的に返済不能になるリスクが少ないからです。
このような理由から、看護師は私にとって魅力ある職業でした。
実際に看護師になってみて、会社員時代もそれなりにやりがいがありましたが、
理由➀の看護師は、自分が微力でも役に立てたかもしれないという、やりがい感がアップしました。(もちろん大変なことも多いですが・・)
そして、
理由➁の生活防衛力の高さも大いに実感しています。
看護資格1つで正社員看護師はもちろん、短期間で応援ナースに行ったりと好きなところで仕事を楽しめています。
看護学生になるまで、なかなか一歩が踏み出せなかった
社会人になってから、また学生生活をする覚悟を決めるのはそう簡単ではありません。
そこには色んなハードルがあると考えるからです。
看護学校の入試の倍率が高そう
若い子の中で孤立しそう
勉強についていけないかも
私もこのような理由からなかなか決断ができませんでした。
更に、子育てママになると尚更、大変だと思います。
しかし、今迷っている人に伝えたいです。
なんだかんだ、なんとかなることが多いです・・!
もちろん、ある程度の費用や時間がなければ、今の生活を維持するのは難しいかもしれません。
しかし、
・学費を抑制できる制度
・子育てサポ―ト
などを上手く使うことで、そのハードルは各段に下がります。
最初から難しいと諦めず、まずは一旦、制度やサポートについて調べてみましょう。
とりわけ、費用については特に大きなハードルに感じている人も多いはず。
看護学校でかかる費用の目安は大体このようになっています。
悩み:看護学生なると生活に困る
看護学校でかかる学費の目安
看護学校は、学校によってかかる費用は大きく異なりますが、ざっくりとこのくらいかかります。
学校の種類 | 看護系大学 | 3年制短大 | 3年制専門学校 | ||
国立 | 公立 | 私立 | |||
卒業までにかかる費用 (テキスト代、施設設備などの費用も含む) | 約300万円 | 約300万円 | 約600万円 | 約430万円 | 約280万円 |
この費用に加えて生活活費がかかるとなると、とてもじゃないけど無理だと思った人いるかもしれません。
そこで、使える制度&サポートを一部紹介します。
看護学生が使える支援制度と方法
その➀ 病院の奨学金制度を使う
病院が貸与する奨学金です。
学校を卒業し、国家試験に合格後は、奨学金を借してくれた病院で働くことが条件となります。
- 病院奨学金
- 看護師等修学資金貸与制度
- 看護師学校養成所2年課程(通信制)進学者に対する奨学金
その➁ 奨学金制度を使う
日本学生支援機構(JASSO)の奨学金には、「貸与型」の奨学金と「給付型」の奨学金があります。
私は貸与型で借りてました。400万以上借りましたが、看護師になって2年で完済しました。地道に働けば取り戻せます。
その➂ 授業料等減免制度を使う
学校によっては、授業料を減額または、免除ができる場合があります。
学期ごとに源泉徴収などの提出の必要があります。
収入が多かったり、成績が特段不良だった場合は免除が受けられませんが、そうでなければ審査により通ることもあります。
私はこの制度を利用しました。
学期によって、半額免除・全額免除が受けられました。
その➃ 働きながら看護学校に通う
夜間定時制の学校はないため、フルタイムで働きながら看護学校に通うことはできません。
しかし、授業が午後のみや、登校日が週3~4日の昼間定時制専門学校はあるので、合間の時間を使って少しでもお金を稼いで通う方法もあります。
その➄ ファミリーサポートを使う
お子さんのいる家庭では、特に実習中など世話をしてくれる人がおらず、困ることもあると思います。
そのような場合、社会的資源も活用するのも手です。
子育て中の友人は、このようなサポートを活用していました。
悩み:看護学校の入試の倍率が高そう
看護学校の入学倍率看護学校の入学難易度は以下の通りとなっています。
分類 | 倍率 |
---|---|
大学(4年課程) | 4.7 |
短期大学(3年課程) | 2.1 |
専門学校(3年課程) | 2.1 |
(出典:厚生労働省「令和4年度 看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査」)
(出典:厚生労働省「令和4年度 看護師等学校養成所入学状況及び卒業生就業状況調査」)
看護系大学の倍率は、4.7倍となっています。
しかし、専門学校の方が倍率が高い年もあります。
受験方法としては、
・一般入試
・社会人入試
があります。
社会人入試枠は募集枠が少ないため、基礎学力がある程度高い人は一般入試の方がよいかもしれません。
逆に、面接やディスカッション、小論文などが得意という人は社会人入試が向くかもしれません。
倍率は年度によって偏りがあり、倍率が時もあるので、リスク回避のために複数受験していきましょう。
悩み:若い子の中で孤立しそう
今は、色んな年齢層の人たちが看護師を目指す時代です。
4年制大学の場合、社会人経験者は数名程度のところが多いようですが、専門学校の場合、2/3程度が社会人経験者だという学校もあります。
同じ目的意識を持って学ぶので、年齢はそれほど気にしなくてよいです。
私も最初はおびえていましたが、全然そんなことはなかったです。
看護学生はグループワークが多いので、きっと自然に仲良くなれるはずです。
私は30歳を過ぎてから看護学校に入りましたが、40歳以上の人も通っていましたよ〜!年齢はさほど気にしなくていいと思います。
悩み:看護学校の勉強についていけないかも
確かに、看護学生の勉強時間は膨大です。
アルバイトを掛け持ちしている強者もいますが、長期休み以外は基本的には勉学に集中した方がよいでしょう。
看護学校は他の学部より留年が多いからです。
留年してしまえば、次のテストまでに1年待たねばならないので、その間、金銭的に困窮してしまいます。
対策としては、テストにおいては、同じテストを毎年少し変えて出題しているパターンも多いです。
学校内に過去問が出回わるはずなので、過去問をひたすら問けば傾向と対策がわかります。
勉強についていけないのではないか?
と心配する人であれば、恐らく真剣に勉強する人だと思うので、あまりかまえすぎずに望んで欲しいです。
それでもなかなか踏み出せなかったら
私も実際に決断して行動に移すまで数年かかったので、一歩踏み出すことの難しさはよくわかります。
しかし、行動しないとことには道は開けません。
そんなときに、一方踏み出す勇気が出る本を紹介したいと思います。
おススメの本➀
『チーズはどこへ消えた?』
何年も前の本ですが、ベストセラーでずっと読み続けられている有名な本です。
これに行動することの大切さを書いているので、読んだことない方はぜひおすすめです!
私が最終的に看護学校に行こうと決めたのは、この本にあと押しされたからと言っても過言ではありません。
きっと、行動してみたくなりますよ!
おススメの本➁
『LINE SHIFT(ライフ シフト)』
数年前に話題になりました。
世の中は変化していくので、常に学び続け、変化していくことが大事だといった趣旨の内容が書かれています。
このLIFE SHIFTという本は、英語を勉強するきっかけになりました。
人生を変えた本の1つです。
まとめ
看護師は、全国どこでも働けて給与も高めです。
このような資格は、なかなかありません。
もちろん、資格を取るまでには数年の時間を要しますが、一旦取ってしまえば、とても役に立ちます。
今は看護資格を取得して本当に良かったと思っています。
もし、看護学校に行きたいけど躊躇している人は、ぜひ勇気を出して一歩踏み出して下さいね。
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