【売り手市場の看護師が余る?】看護師戦国時代に生きていく術とは何か

【この記事は1部プロモーションを含みます】

今は看護師不足と言われていますが、いずれ看護師余りになるという話を聞いたことはありませんか?

看護師を続けようか、これから看護師になろうか、と考えている人にとってはとても気になる話題です。

これについて調べてみてわかった結論は以下です!

この記事の結論

  • 急性期病棟が減少するに伴い、そこで働く看護師も減少したためこのように言われるようになった背景がある。
  • 患者さまの療養場所が病院から在宅に移行するため、介護保険施設、在宅看護などでの働き方は増加傾向。

介護保険施設、在宅看護が気になるなら・・

\10万名の看護師が利用する信頼と実績/

\非公開求人あり、個人で行うと難しい給料交渉もあり/

で探すことができます。

具体的にその理由とこれからの看護師の働き方はこちらです。

今、看護師が売り手市場と言われている理由

厚生労働省によると、2022年の有効求人倍率データにおける全産業の有効求人倍率が平均の1.18倍に対し、保健師、助産師、看護師の有効求人倍率は2.05倍でした。

この数字からみると看護師は売り手市場と言えます。

また、全産業の多くが年齢35歳までなどの年齢制限を設けている中、看護師は比較的少ないです。

しかし、傾向として九州地方や東北地方で求人倍率が低め。

人材を選べる状況のためか年齢制限を設けているところもあります。

それでも、今のところ売り手市場には変わりはありません。

では、看護師が余るとはいったいなぜか

それは、2025年問題と関係しているようです。2025年問題については一度は聞いたことがあると思います。

2025年問題とは何か

2025年問題とは、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり、日本が超高齢化社会になることを言います。

団塊の世代の人口は、約800万人と言われており、国民の4人に1人が75歳以上という世界史上類を見ない超高齢化社会に突入することになります。

医師、看護師不足が問題となり、医療現場が対応できなくなることが考えられています。

看護師余りになると言われた背景と2025年問題との関係

いずれ看護師が余ると言われるようになったのは、2014年に医療コンサルティング・ジャパンが

2025年問題により看護師が余る

と言ったからのようです。

この発表の根源は、厚生労働省が、「平成26年度診療報酬改定」を行ったからです。

この改定には、2025年問題に対する医療分野における取り組みの方針が定められ、在宅医療の強化や病床の機能分担の明確化、病床の再編の目標、それに加えて急性期病床の削減の方針が示されました

当時、急性期病床における「7対1病床」が増えすぎているといわれるようになっていました。

この「7対1病床」が増えた背景に、診療報酬が高いことから設置する病院が多くなってしまったからです。

この改定により、急性期病床が削減され、急性期で働く看護師も削減されるということになりました。

これから看護師が求められる場所とは

更に、急性期病床が削減されることに加えて、病床数は増やさないという方針出されました。

この方針の意図は、患者さまの療養の場を病院以外の場所、すなわち在宅に移行するということです。

ですが、医療的ケアや見守りが必要な方も多くいます。

その代替えが、介護保険施設、在宅看護などです。

なお、介護保険施設とは、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、介護医療院、介護療養型医療施設などです。

これらの施設は年々増えており、それに伴って、これらの施設で働く看護師の需要も増えています

日本看護協会によると、施設種類別の求人倍率では、

  • 「訪問看護ステーション」  3.10倍
  • 「病院(20~199床)」   1.99倍
  • 「病院(200~499床)」   1.64倍
  • 「介護老人福祉施設(特養)」1.26倍
  • 「病院(500床以上)」   1.15倍

順で、「訪問看護ステーション」が最も高い施設種類となっています。

訪問看護ステーションの求人が圧倒的ですね!

このような状況から看護師として生きていくためには

前述したように、急性期病棟で働く看護師の数が少なくなってきています。

今後、もし条件のよい急性期病棟で働き続けたい場合、+αのスキルを身に付けなければ希望に見合った職場で就業することが難しくなるかもしれないということになってきます。

また、介護保険施設や訪問看護ステーションは、病棟看護師より医療的ケアは少なくなりますが、その分、制度を学ぶ必要があったり、多職種との連携や家族との関りなどの機会がより増えるため、病棟看護師とはまた異なったスキルが求められるようです。

病棟看護師が合わなかったけど、その他の施設で楽しく仕事をしているという人やその逆もいます。

実際にやってみないことにはわからないこともありますが、職場を選ぶ時にはより情報取集を行い、慎重になる必要がありそうです。

介護施設や訪問看護ステーションで、求人を探したい、情報収集だけしたい、などあれば、ナースパワー人材センターレバウェル看護(旧 看護のお仕事 )で探すことができます。

まとめ

売り手市場の看護師が余るというのは、急性期病棟が減少するに伴い、そこで働く看護師も減少するということでした。

現在、施設や訪問看護ステーションでの看護師の需要は増えていっています。

看護師の働き方も多様化しているので、色んな働き方に触れ、自分に合った場所を見つけていきたいものです。

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